【合同会社K plus 創世記】 Vol.9 ~萬法、伊豆に帰す~ 静岡県伊豆半島篇 PART 2

投稿者: K plus llc. 投稿日:

2年目を迎えた経済産業省関東経済産業局の「ホテル・コンシェルジュによる地域の魅力発見・発信事業」で訪れた伊豆半島。

伊豆半島の観光で有名な観光地といってパッと浮かぶのは、熱海?修善寺?伊豆高原?「天城越え」で有名な浄蓮の滝?それとも、ある一定の年齢よりも上の世代の方々は電話番号の下4桁まで脳裏にこびりついている、あのホテルのある伊東でしょうか?

赤い橋が印象的な修善寺

と、考えてみると、北伊豆(熱海や沼津)、中伊豆(修善寺や伊豆長岡)、東伊豆(伊東、伊豆高原、河津や稲取などの温泉)が多いような気がしますよね?

そんな中、我々は、東京駅から新幹線こだまで熱海まで、熱海から伊豆急下田までJR伊東線(伊東駅で伊豆急行に変わります!)で行き、南伊豆と西伊豆をバスで周りました。

伊豆半島の最南端である石廊崎へ!

恥ずかしながら、それまでは、ペリー来航で有名な下田が最南端だと勘違いしていました。ペリー艦隊が最初に来航したのは、三浦半島の東側にある浦賀。そこから相模湾を横断すると、たしかに、石廊崎よりも下田の方が近いですね。

話が横にそれました。

伊豆半島の最南端に位置する石廊崎の岬めぐり遊覧船に乗り、ゴツゴツと切り立った断崖を見上げた後、岩の間にまるでフジツボのように張り付いている古い木造の石室神社、石廊崎灯台へ。船着き場から灯台までの坂道を、苦労の後には絶景が待っているはずと息を弾ませながら登る登る…。途中、思わず何度か足を止めてしまう景色は、文字通り息を呑むほど素晴らしかったことが思い出されます。

石廊崎は座礁する船が多かった航海の難所であったため、和式灯台である長津呂湊明堂(ながつろみなとあかしどう)が寛永13(1636)年に、洋式灯台である石廊埼灯台が明治4(1871)年に建てられたとか。

伊豆半島の突端の岬から見る景色は、海原が延々と続く雄大な太平洋と、やや手前にうっすらと見える伊豆七島。この地が2000万年前には伊豆七島よりもっと遠くの、数百キロ彼方の海底に沈む火山群であったことを思い起こしながら海を眺めてみたり、伊豆半島を形成している黒いゴツゴツとした岩は、火山が爆発した時に噴き出した溶岩なのであろうと、地質学者のような、ブラタモリのような目で景色を見るのも楽しいのです。

伊豆半島に遊びに行く前には、是非とも伊豆半島ジオパークのサイトで予習してくださいね。

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<PART3に続く>