【合同会社K plus 創世記】 Vol.2 ~はじめの一歩~ 千葉県篇
我々の旅は千葉県から始まりました。
千葉県の観光地というと、皆さんの頭にパッと浮かぶのはどこですか?
浦安市の東京ディズニーランド?鴨川市の鴨川シ―ワールド?
それとも、日本一早い初日の出が見られる銚子市の犬吠埼?
もちろん、我々が訪問したのは、上記のどこでもありません。
「伝統とは形を継承することを言わず、その魂を、その精神を継承することを言う。」という、柔道の創始者である嘉納治五郎の言葉が頭を駆け巡る場所 でした。
<香取市佐原>
香取市の佐原は、小江戸と呼ばれる町の一つですが、中でも「江戸優り(えどまさり)」と呼ばれた場所で、江戸時代、名人と呼ばれていた匠たちを招き、江戸以上のものを作り上げた場所でした。
江戸時代の町並みが美しく保存されている佐原の町並みは、TVCMでもよく登場しています。
(佐原、CMで検索してみてくださいね)

我々が訪問した2016年には、宿泊できる場所がなかったため、日帰りせざるを得なかったのですが、今では古民家を利用した宿泊施設も完成し、時間を気にせずにゆっくりと町並みを満喫できるようになっていますので、まだ行かれたことがない方は、是非訪れて、ご自分の目で「江戸優り」をご覧になってみてください。
<成田空港の近くの二つの酒蔵>
千葉県といえば、日本酒よりも醤油のイメージの方が強いと思いますが、実は、千葉県には40軒以上の酒蔵があります。我々が訪問した香取郡神崎町にある「鍋店(なべだな)神崎酒造蔵」は、千葉県で最も生産量の多い酒蔵で、関東地方でも上位に入ります。

また、アウトレットで有名な酒々井町(しすいまち)の「飯沼本家」にも伺いました。「飯沼本家」は300年以上の歴史を持つ老舗、「酒蔵ツーリズム」を牽引する酒蔵。「酒蔵ツーリズム」とは、酒造りだけでなく、酒を中心としたエンターテイメントを提供するという考えに基づいたもので、酒蔵見学や、日本酒の利き酒はもちろん、日本酒を使ったオリジナルメニューを提供するレストランなどが施設内にあります。

成田空港から海外へ帰国する前、最後に立ち寄って欲しい「日本の伝統」を感じさせる場所としてお薦めです。
考えてみると、酒々井町という名前は、アウトレットよりも酒蔵が似合いますね。
<Vol.3に続く>